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家族のように近い人、おとなりさんのように近くて遠い人、仕事で出会う人のように遠くて近い人。

3つの死を起点として、失われつつある人の繋がりと再生の物語。

その1

連星クロニクル

 -A Moment of Our Heaven-

Story

『輝くの星の光は時間をかけて届く。そして誰かの足元を照らすんだ』シャレたことを言った父親は2人の娘と遺産を残して逝ってしまった。遺産を狙う親戚をかわす姉、父の残した「お宝」を探す妹。大人になり、微妙な距離感を持ってしまった姉妹は父親の遺言どおり、海辺に埋められたお宝を掘り始める。そこには思いもよらない、姉妹の恥ずかしい過去も一緒に埋められていた。それが過去から放たれた光であるならば、姉妹の道をどんなふうに照らすのだろうか?

その2

​星の歌を聴け

-Sweat Farewell-

Story

『地縛霊、成仏させます!』という言葉が商売として成り立つ不動産業界。『除霊師』として日々成仏に立ち会い、都会のやり方に疲れて少しやさぐれ始めていた『アタシ』は、うどんにうるさい地縛霊のなまった言葉とゆっくりとした生き方(死に方?)に親しみをおぼえる。遠くから聞こえてくる盆踊りの音色に誘われて、アタシと地縛霊のひと夏と一晩の物語が始まる。

その3

​彼女の終りとスーパーノヴァ・ワンダーランド

-The Way You Look Tonight-

Story

『星が輝くのは自分を探してほしいから』。そう考える小星(シャオシン)は中国からの留学生で天文学を学んでいる。星の観測は夜中になるので、隣人から『うるさいという意思表示』である壁ドンをくらうこともしばしばある。そんなある夜のこと、薄れてしまった地域の絆を取り戻すきっかけとなる『ある事件』が起きる。

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