<ストーリー>

それは、遠い未来か身近な過去か。 

目の前に広がる輝く星々。もしかしたらもうその星はなくなってしまっていて、

ただ光だけが、永い時間をかけてボクの元までやって来ているのかもしれない。

あるいは何かを伝えたくて。 


そんなことをボンヤリ考えていると、かすかにアイツの助けを求める声が響いてくる気がする。

いや、本当に助けが必要なのはアイツじゃないんだ・・・・

でもボクはそのことを口にはしない。その方が楽だから。


誰かの哀しみや苦しみを引き受ける真っ赤な蝶と蒼い太陽。

時空を超えて運航される鉄道と２体のロボット。

ボクを巡る物語は、ようやく始まったのか、それとも終わってしまったのだろうか。

それを確かめるために、ボクは駆け抜けることにした。